なんというか、久しぶりに更新するにあたって、順番が逆ちゃうんか、という話ですが。感傷的で面白くならない話ですね。何となくアップルコンピュータと私、という話です。
僕の最初のmacはperforma 5220という、まあjobsがいない間に作られたjobsの信念と真逆のmacでした。なんとテレビ端子が内蔵されてたんですよ!ありえない! そんなmacを父の葬式の香典のあまりで買ってもらいました。それに288のモデムをつないで はうン本 を読みながら日記CGIを書き始めたのがperlとの出会いなんですよ。その後、大学の研究室でlc588でhtmlをしこしこ書いたり、某友人のパイオニア互換機をうらやんだり、など、本当にあの頃が阪神でいうと大野・和田・中野の少年隊時代ってわっかるかな〜みたいな時代です。大学時代の最後あたりはmacbook duo2300でした。
その後、印刷業界に就職してapple scriptとFaceSpan、KeyQuencer(っていう名前を思い出すのに一苦労した!)、そしてその後のRealBasicという、mac裏街道一直線な約4年。MacOS9のweb共有とRealBasicで掲示板CGIとかも書いたなぁ。無茶ですなぁ。そんでこれは今後食えなくなるぞと思って転職したのが前職のはてなでした。その頃の私物macはtangerine ibookでした。そしてはてなでperlどっぷりに移行し、その後鯖缶。そして独立。はてなに転職したときは首振りiMacを買ってもらったなぁ。時間が経つにつれて首が下がってきてどうしたものか、と思ったなぁ。あと、mac cubeも買った。最後はうちのおかんがメール専用機にしてた。
iMacも使ったしmac miniも使ったし、iBookもいろいろ使ったし、ipodもいろいろ使った。いろいろ壊した。jobs以前のダメだったappleも十分に好きだったし(いろいろ苦労したし)、jobsがかえってきてからのアグレッシブなappleも十分に楽しんだ。アップル信者でよかった!と初めて思ったのは、多分、iMacのCMががんがんテレビで流れたときだったと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=lcBpXYI1r3Q
Think Differentで”but the only thing you can’t do is ignore them”っていうのはそのまんまjobsのことなんだなぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=4oAB83Z1ydE
macbook airも2台目。あしたは初めてのiPhoneの予約です。遺作、っていうので正しいのかな。楽しみにしています。
死を、あきらめで迎えない、自ら死を招き寄せない、そういう力強さを、人は元々はもっていると思うけれど、それを持ち続ける力を誰もが持っているとは思わない。自分が死を迎えるときを想像すると、そこまで強くあれるか、がんばればあと5年生きられるけどあきらめたら来月、というときに、どこまでがんばれるか、肉体的には全く死と無関係な状態でも精神的に死に近づくこともよくあることを僕らは知っているけれど、そのときにどう振る舞うんだろうか、そして何を残せるんだろうか、とか、いろいろ考えてしまう。考えたところで、結局はお前はいろんな人のおかげで生きているんだから、その人たちのためにも生きる努力をするべきだ、という普通の答えになって、普通にがんばろうぜ、ということになってしまうんだけど。その普通が、じつは普通じゃないことも知っている訳で。病魔が自分をとらえるまで、生きながらえたいです。そのときまで、やりたいことがある自分でいたいです。